EIZO S1734
モニターの収載データ(公表スペック・実売価格・レビュー集約)

編集部の見立て公表値・レビュー・価格を突き合わせて
モニター選びで、画面の大きさだけを基準に決めて失敗したことがありました。デスクの端に無理やり置いたモニターが、実は色が不自然で、作業のたびに目が疲れる。そんな経験を繰り返した私が、各社の公表値を並べてたどり着いた一つの答えがあります。それが、EIZO S1734です。
17.0型という、今の主流から見ればかなり小ぶりなサイズ感。でも、単に小さいだけではありません。IPSパネルを採用しているという公表スペックを見ると、この子の立ち位置が見えてきます。視野角は上下左右ともに178°。斜めから覗き込んでも、色の変化が少ない設計です。限られたスペースに、正確な表示を。そんな、特定の業務で「どうしてもこの場所が必要なんだ」という切実な願いに応えてくれる、かなり尖った選択肢といえます。
表示色は約1677万色。このスペックとブランドの信頼性を考えれば、価格設定も納得感があります。正直、最新の大型モニターと比べれば、表示できる情報の量には限りがあります。それでも。
17.0型の小画面にIPSパネルを凝縮した表示の安定性

デスクの上が狭い、あるいはサブ画面として使うから、モニターの大きさはどうでもいい。そうやって手近なサイズを選び、結局は画面端の色が沈んだり、光が反射して作業に集中できなかったりと、視界のノイズに悩まされる。そんな経験は誰にでもあるはずです。
EIZO S1734のスペックを各社のデータと比較していた際、ふと目が止まったのは「見え方の質」でした。17.0型(43.3 cm)という、現代の基準では小ぶりなサイズです。しかし、IPSパネルとアンチグレアの組み合わせが、この製品の特性をよく表しています。
視野角は上下左右ともに178°です。数字だけでは普通に見えるかもしれません。ですが、デスクの端から斜めに画面を覗き込むとき、その差ははっきりと現れます。どの角度からでも色の変化を気にせず、同じ景色が見えるのです。さらに、表示色は約1677万色を備えており、色の階調もこのサイズとしては十分な豊かさを持っています。
特筆すべきは、アンチグレアによる視認性の高さです。窓際で作業中、背後の光が映り込んで文字が読みづらくなったことはありませんか。公表値にある低反射の特性は、そうしたストレスを抑えてくれます。画面が光を跳ね返さず、情報をしっかりと受け止める。たとえ作業中にふと視線を外しても、目に残る残像や反射の眩しさが少ない。視界にそっと馴染むような使い心地が、データの端々から伝わってきました。
4万円台の予算で見極めるサイズとスペックのバランス

今のデスク環境に、あえて「少し小さめ」の画面を置く。そんな選択肢が、かつての私にはありませんでした。大きな画面こそが正義だと信じて疑わず、無理やり大きなモニターを並べて、結局デスクの上が配線と脚で埋め尽くされて、作業スペースが削られていく。そんな経験を何度もしてきました。でも、公開されているスペックを眺めていると、ふと違う景色が見えてきたんです。
EIZO S1734の価格設定は、一般的なモニターのラインナップの中では、少し独特な場所にいます。決して安価な部類ではありませんが、かといって、最新の超高精細モデルのような高嶺の花でもない。この価格帯で、IPSパネルを採用しているという事実に、私は一つの合理性を感じました。公表値にある輝度250 cd/m2や、1000:1のコントラスト比という数字。これらは、派手な演出を求めるわけではなく、日々の事務作業や資料作成といった、地に足のついた用途において、もっとも「淀みのない」環境を作ってくれる指標です。
17インチというサイズ感は、現代のデスクトップ環境では、ある種の「隙間」を埋める存在になるはずです。メインの画面を邪魔せず、かといって存在感を消しすぎない。例えば、資料を読みながら別のウィンドウを操作する時、あるいは帰宅後にちょっとしたタスクを片付ける時。その絶妙な距離感で、デスクの片隅にぴたっ、と収まってくれる。派手なスペック競争からは一歩引いて、日々の生活の動線にそっと馴染む。そんな佇まいが、データの端々から読み取れるのです。
既存のS1734-Tシリーズと比較した際の導入判断
スペック表を眺めていると、ふと手が止まる瞬間があります。このモデルと、よく似た構成を持つ別のサイズ展開のモデル。公表値を見比べても、パネルの特性やコントラスト比1000:1といった基本性能に大きな差は見当たりません。スペックが似通っているからこそ、「どちらでもいいのでは」と迷う気持ち、よく分かります。私も、カタログの数字が横並びだと、つい価格の差だけで決めてしまいそうになります。
ただ、ECサイトのレビューを辿ってみると、少し違った景色が見えてきました。集計されている件数は決して多くはありませんが、★4という評価が静かに、けれど確かに存在しています。情報が溢れている大型モデルのような賑やかさはない。けれど、特定の用途でこのサイズを求めている人が、納得して手に入れている気配を感じるんです。
もし、メインモニターの横に、資料を常時表示しておくための「もう一人の相棒」を置くなら。あるいは、限られたデスクスペースを有効活用して、作業の密度を上げたいなら。このサイズ感は、スペックの数字以上に、生活の動線に馴染むはずです。輝度250 cd/m2という数値も、派手な光を浴びるためではなく、長時間の作業で目が疲れにくい、落ち着いた環境を作るための指標として機能してくれます。ブランドへの信頼感を含め、道具として「長く、淡々と使い続けられること」を重視する人にとって、この選択は決して無駄にはならない。そんな確かな手触りが、公開されたデータからは伝わってきます。
限られた空間でEIZOの表示品質を維持するための選択
限られたデスクの面積を、どう守り抜くか。作業効率を上げようと大きなモニターを導入した結果、マウスを動かすスペースすら削られてしまった経験はありませんか。私は何度も、広さを優先して使い勝手を失う失敗を繰り返してきました。
EIZO S1734のデータを眺めていると、単なる小型モニターとは違う、ある種の潔さを感じます。IPSパネルを採用しているという公表スペックからは、小画面でも色が薄まったり角度によって見え方が変わったりしないよう、メーカーが誠実に向き合っていることが伝わります。資料を横に並べて細かな数値を確認する、緻密な作業を支えるための設計です。動画鑑賞などの娯楽を目的とした大画面モデルとは、明らかに性質が異なります。
応答速度は、中間階調域で5 msです。ゲーム機のような瞬発力を求める数値ではありません。けれど、事務作業やデータの照合といった、日常の業務を淡々とこなす道具としては、必要十分な性能を備えています。
向く人・向かない人
向いている人
- 限られたデスクの隙間に収まる、小ぶりな画面サイズを必要としている人
- IPSパネルの広い視野角を活かして、斜めからでも色を確認したい人
- 産業現場や制御用端末として、メーカーの信頼性を重視して選びたい人
向いていない人
- 事務作業の効率を考え、もっと大きな画面でゆったり作業したい人
- 映像美や動きの滑らかさを求めて、高リフレッシュレートを欲する人
- 予算内で、より大画面な汎用モデルを優先して探している人
※この製品の実売価格¥48,400は、取得日の記録が残っていない参考値です。最新の価格・在庫は各販売ページでご確認ください。
レビュー評価の位置づけ同じ物差し(加重評価)で見たモニター内の立ち位置
| 収載レビュー | ★4(1件) |
|---|---|
| 加重評価スコア | 出していません / 順位対象外(このカテゴリは順位対象が2機種のため順位を出していません) |
| カテゴリ中央値との比較 | ★中央値 4.76(この製品 ★4) / 件数中央値 34件(この製品 1件) |
| 同じレビューを共有する型番 | EV3240X、EV2795、EV2485、S1734-T 上の★と件数は、これらの型番と同じ販売ページに集まったものです。型番ごとに分かれた評価ではありません。色や付属品だけが違う場合と、中身が違う場合の両方があるため、スペック表で見比べてください。順位には、この中の代表1機種だけを出しています。 |
加重評価は★平均をレビュー件数で補正した参考値(計算式は編集ポリシーで公開)。件数の少ない高評価がそのまま上位に来ないよう補正しています。順位は「実売価格があり、レビューが20件以上集まった機種」だけを対象にした参考値です(このカテゴリの順位対象は2機種)。
近い価格帯の製品と比較実売価格が近い製品と横並び
| EIZO S1734 | EIZO S1734-T | Lenovo 63A4MAR1JP | |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | ¥48,400(取得日不明) | ¥48,400(取得日不明) | ¥48,378(取得日不明) |
| レビュー | ★4(1件) | ★4(1件) | — |
| 画面サイズ | 17.0型 | — | 27.0型ワイド |
| 解像度 | — | — | 1920×1080ドット |
| パネル | IPS | IPS | — |
スペックは各メーカー公表値。詳細は各製品名のリンク先(収載ページ)へ。
公表スペックメーカー公表値(日本仕様)を収集・整理・全37項目
| メーカー | EIZO |
|---|---|
| 型番 | S1734 |
| 画面サイズ | 17.0型 (43.3 cm) |
| パネル種類 | IPS (アンチグレア) |
| バックライト | LED |
| 推奨解像度 | 1280 x 1024 (アスペクト比5:4) |
| 表示領域 | 337.9 x 270.3 mm |
| 画素ピッチ | 0.264 x 0.264 mm |
| 画素密度 | 96 ppi |
| 表示色 | 約1677万色: 8-bit対応 |
| 視野角 | 178° / 178° |
| 輝度 | 250 cd/m2 |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 応答速度 | 5 ms (中間階調域) |
| 色域 | sRGB相当 |
| 映像入力端子 | DVI-D (HDCP 1.4), D-Sub 15ピン (ミニ) |
| デジタル走査周波数 | 31 - 64 kHz / 59 - 61 Hz |
| アナログ走査周波数 | 31 - 64 kHz / 55 - 61 Hz |
| 同期信号 | セパレート |
| 標準消費電力 | 6 W |
| 最大消費電力 | 13 W |
| スタンバイモード消費電力 | 0.5 W |
| 表示モード | User1, User2, sRGB, Paper |
| 明るさ自動調整 | Auto EcoView (出荷時設定ON) |
| 外観寸法 (横表示・幅 x 高さ x 奥行) | S1734-T: 367 x 383.8 x 188 mm; S1734-H: 367 x 391.5 - 491.5 x 204.6 mm |
| 外観寸法 (モニター部・幅 x 高さ x 奥行) | 367 x 304 x 59 mm |
| 質量 | S1734-T: 約4.1 kg; S1734-H: 約5.1 kg |
| 質量 (モニター部) | 約3.3 kg |
| 昇降 | S1734-H: 100 mm |
| チルト | S1734-T: 上30° / 下5°; S1734-H: 上30° |
| スウィーベル | S1734-H: 右35° / 左35° |
| 縦回転 | S1734-H: 右回り90° |
| 取付穴ピッチ (VESA規格) | 100 x 100 mm |
| 動作環境温度 | 5 - 35°C |
| 動作環境湿度 | 20 - 80% |
| 適合規格等 | CB, TUV/GS, CE, UKCA, cTUVus, FCC-B, CAN ICES (B), TUV/S, VCCI-B, TUV/Ergonomics, RCM, RoHS, WEEE, 国際エネルギースタープログラム, グリーン購入法, PCグリーンラベル (★★★V14), J-Mossグリーンマーク, PCリサイクル (家庭系・事業系) |
| 保証期間 | 5年間 |
実物の販売ページ: 楽天市場で商品ページを見る / Amazonで検索※いずれも通常のリンクです(広告リンクではありません)。価格・在庫はリンク先が最新です。
この製品カードをブログに貼るテーマを選んでコピー
お使いのサイトに合うテーマを選び、HTMLをそのまま貼り付けてください。EIZO S1734のスペックカード(メボシへのリンク付き)が表示されます。出典明記のうえご自由にどうぞ。
EIZO S1734メーカーEIZO画面サイズ17.0型 (43.3 cm)パネル種類IPS (アンチグレア)データ提供 メボシ ›見え方の見本です。貼り付けると下のHTMLがそのまま表示されます。出典と更新履歴データの取得元と変更の記録
- スペック: メーカー公式サイトの公表値
- レビュー: 大手EC・価格比較サイトの★平均と件数
- 価格: ECの掲載価格(取得した時点の値・変動あり。取得日が記録されていないものもあります)
この製品の取得元URL
- https://www.eizo.co.jp/products/lcd/s1734/
- https://www.eizo.co.jp/support/db/files/spec/Datasheet_S1734.pdf
- https://direct.eizo.co.jp/shop/g/gS1734-TBK/
- https://kakaku.com/item/K0001700721/
このデータを引用するには
EIZO S1734のスペック・価格の比較データは、出典を明記のうえ引用いただけます。研究・記事・資料などでご自由にお使いください。
出典: メボシ「EIZO S1734」 https://meboshi.org/pc/monitor/eizo-s1734/このページには、EIZO S1734の公表スペック・実売価格・レビューを1か所に集めています。お気づきの点はお問い合わせからどうぞ。